お久しぶりです。
私は24期の卒業生、河辺です。

色々思い悩んだりするとなぜかここを思い出し、皆さんの投稿を見て、ボスを思い出してはまた頑張ろう、という気待ちをもらっていきます。

ほぼ自分語りなのですが、ボスが今いるならこの話を本人に聞いてほしい。だから、ここに書き込ませてもらいます。



結局、私は憧れ続けた東京藝大に三浪して合格し、早いものでもう四年生になります。
高校の頃はじめて触れた岩絵具。夕焼けのひかりが窓から差し込んできて私の絵にあたり、黄色い花を描くのに使っていた岩絵具が儚げに輝いていました。その輝きだけに惹かれて始めた日本画も、もう5、6年続けてることになります。
そうして、分かってきたのは、私はこの世界にいるのがつらいということでした。つらいというか、合っていない。
いざ藝大に入ってみると、私のやりたい事はどんどん迷走し、発言力のある教授達の言葉に右往左往、個性を自ら握りつぶし、三年の頃には本当につまらない絵を描くようになっていました。
更に、周りの人や先輩は、みんな同じ絵を描く。ありがちなモチーフに、なんとなくボケている絵か、べたっとした質感でマットに仕上げてある絵。そしてそれが正義とされる世界。
それにつられてあの頃描いていた絵をボスに見られたらきっと首をかしげるのではと思うレベルでどうしようもなくつまらない絵でした。

四年になった今、純粋な日本画の道から外れることを決めました。
逃げと言えばそうかもしれないけど、この先に私が求める世界はない事が見えてきたし、何よりもっと別の方向性で絵をやっていきたいと強く思うようになりました。
そして、腐りかけている藝大の日本画界について不満や問題点を語り出したらきりがないのでそこは割愛しますが、とにかくこの二点が進路の方向性を変える要因です。

高浜先生
ボス、私がこれから選ぶ道が本当に良かったのかどうかは、進んでみないと分かりません。純粋に日本画を続ける事に意味があった、と後悔する日が来るかもしれません。
今ボスがいたら、本当に色々な相談に乗って欲しかったし、勇気付けて欲しかったです。
だから、せめて見守っていてほしいのです。
変わらないのは、絵を続けていく、美術に関わっていくという部分です。 これから訪れるかもしれない多くの困難にくじけそうになった時に、こっそり背中を押して欲しいのです。

高校時代に散々迷惑をかけたのに、大学四年になってもまだボスに甘えたい私は本当にどうしようもないですが、お願いします。


卒制では、ボスのニッコリが見られるようないい絵を必ず描きます。
「皆さんの卒制は必ず見に行きますので。」
謝恩会でボスが言ってくれたこの言葉があれば、卒制はすごく頑張れる、そんな気がしています。



四年間迷い続け、苦しみ、絵で悩み泣き、厳しい現実を知っていきつつもなんとか絵を描き、それでもまだ絵をやめたくない、私は一体なんなんだと思います。


ボスならなんて言ってくれるのか、その答えは分かりませんが、夢の中にでも出てきて話しかけてくれたらなぁ、と思っています。