今回このような場を作っていただいた事に感謝して、高浜先生への気持ちを伝えたいと思います。

私が高浜先生が亡くなったと連絡を受けたのは、自宅へ向かう電車の中でした。
突然のメールに茫然として、最初何を言っているのか理解できませんでした。
頭の中がぐるぐる渦巻いたり真っ白になったり、家に着くまでの道のりが凄く長く感じたのを覚えています。

やはり、最初は悲しいと言うよりもショックが大きくて…初めはこんなの嘘だと思っていたけれど、
ツイッターを見たとき皆の動揺した書き込みが沢山流れてきて…
本当の事なんだと実感し、涙が止まりませんでした。

高浜先生には本当にお世話になりました…。
始め1年生の頃、先生に最初のエスキースを見せたとき一発で没にされたのも今となってはいい思い出です。
正直のところ、始めは先生の事が怖くて怖くて仕方がありませんでした。
2年生の頃にも、一生懸命描いたエスキースを見せて没にされ、その日一日悔しくて悔しくて泣き明かした事もありました。
でも、その悔しさをバネに次に描いたエスキースは、自分が何を一番描きたいのか、自分が大好きで熱中するくらい描けるものは何か、
真剣に向き合って考え、これでもかというくらい力を込めて描きました。
その時はすぐにOKを貰う事ができました。この時、私は始めのエスキースを没にしてもらえて本当に良かったと感じています…。
高浜先生のおかげで自分でも納得のいく作品を描くことができました。
3年生の頃、卒展用の絵を描いて友人と一緒に夜遅くまで残っていても先生はずっと待っていてくれたのを覚えています。
先生は疲れてる様でしたが、「気を付けて帰るんだよ」と優しく声をかけてくださいました。
私達、制作している生徒のために給油をしに行ったのも覚えています。
友人たちと先生と一緒に重いタンクを持って絵画室やデッサン室に運んだりもしました。
高浜先生の作家としての活動にもお手伝いさせていただいたのも覚えています。
病院に飾るアートの一つで、屋上のガラスの窓にテープで風景をなぞっていくというものでした。
これが案外時間かかったりして、その時はなんて人使いが荒いんだ…なんて思ったりもしましたが
先生が作家として活動している姿は本当にかっこよくて…お手伝いさせて頂いた事を誇りに思います。

それと、個人的にお世話になったのが
光陵高校のマスコットキャラクター、「ルミナ」でした。
ルミナは最初、今とは少し違ったデザインでしたが
高浜先生のアドバイスを得て、何度も何度もデザインを直しては提出して…直しては提出して…の繰り返し、やっとキャラクターが完成したキャラクターでした。
しかし今度はプロフィールを考えてくれ、と言われ名前がどうしても思いつかない…と悩んでいたところ、
「ルミナはどう?」と高浜先生がおっしゃってくれました。
「ルミナ」の名前は高浜先生が名付けてくれました。
キャラクターのデザインもプロフィールも全部決まり、高浜先生のおかげでルミナは初期よりも魅力のあるキャラになりました。
高浜先生には本当に本当に感謝しています。

今でも、何か作品を作る前や作っているときに高浜先生に言われた事が頭をよぎります。
本当にそのデザインでいいのか、この作品で何を伝えていのか、
それを高浜先生は心から教えてくださいました。

卒業後も、ルミナの部活用の絵などで度々連絡をとっていたので、
まさか突然この様な形でお別れしてしまうとは思ってもみませんでした……。

高浜先生が大好きで大好きで大好きで……
その事を素直に伝えられず、いつも反発していた事を後悔しています。

高浜先生、本当に、本当に、本当に、ありがとうございました。
この感謝は一生忘れる事はありません。


美術科24期生・油絵専攻・岡本茜

先生ありがとうございました