「お前のような年食った息子を持った覚えはない。」と、いつもの笑顔でおっしゃたのは、飲みすぎて酔った私を最寄り駅まで送っていただいた地下鉄の中。芋焼酎のお湯割と、その後のカラオケ。「時代おくれ」を歌われて。

光陵でご一緒させていただいた四年間は、多くのことを教えていただきました。私が赴任した年、先生は3年生の担任をしておられて、とてもいいクラスでした。そんなクラス、3年間ともに過ごすクラスを、私もつくってみたいと憧れました。
それは実現できたかどうかは別にして、美術の専門学科の運営から、教科指導のノウハウ、人に対する接し方、いろいろ学ばせていただきました。

そんな私が、光陵を出なければならなくなったことをお伝えしたとき、ため息をついて、ああおっしゃってくださいました。

光陵を出て、不慣れな行政で四苦八苦していると、嫌な顔一つせずに、お忙しいにも関わらず仕事を引き受けてくださいました。初任者研修から、県立高校学力向上基盤形成事業などその他…。いつもいつも、私のピンチを救ってくださって、甘えてばかりで申し訳ありませんでした。お願いばかりして…。

自分も今、美術科の学科長となって、その膨大な業務量に苛まれておりますが、あなたのようにありたいと思い、愚痴や人の悪口を言わないように心がけています。でも、なかなか思い通りにはいきません。

今日も、明日も、お仕事でお会いするはずでした。でもいらっしゃいませんでした。自分で卒業生たちに、あなたの訃報を知らせておきながら、まだ、ピンときていません。本当に今日高浜さんは出張してこなかったんだ〜と。

明日、斎場にお伺いします。事実を受け止めなければならないと思うからです。では、明日。仕事上の親父に…